似顔絵60120★時の引き金 / 他愛なく
先日、中学1年の時に転校した同級生とごはんした。
その友人が予約してくれたお店は、一席一席に漫画のキャラクターのイラストが飾られていた。
呪術廻戦は特にハマってはいないが、人気なのはよくわかるというくらい心を掴むフレーズ、シーンが多く…
しかし私が歳をとったのだろう、呪術廻戦に限らずバトル漫画は少し胃にもたれる。
というのもあってか、ONE PIECEのギア5のコミカル調に闘う展開は最高で嬉しかった。
とはいえ子供の頃からバトルものにはさほど憧れていないと思う。
戦いごっことか嫌だったし、仮面ライダー、ウルトラマンにはまったく心を掴まれなかった。
心掴まれた道としては、
スーパーマリオ
ビックリマン
ドラゴンボール
キャプテン翼
幽☆遊☆白書
スラムダンク
名探偵コナン
ONE PIECE
と、まぁ国民的なものでいえばそんな感じで…
個人的にどハマりしたのは
ザ・モモタロウ
リベロの武田
と、にわのまこと先生に心を奪われるのだが
真島くん すっとばす
で、完全なバトル漫画になってしまって読むのをやめてしまった。
にわの先生のギャグが好きだったゆえ、どんどん大真面目な展開になってしまうのはとても残念に感じたのを覚えている。
ドラゴンボールや幽☆遊☆白書はバトル漫画としてというよりはキャラクターやキャラクター同士のやりとりが好きだったように思う。
15歳以降に読んで強く心に残っているのは
ジョジョの奇妙な冒険
はじめの一歩
マジカル☆タルるーとくん
お〜い龍馬
シャーマンキング
ナルト
デスノート
BECK
花の慶次
HUNTER×HUNTER
キングダム
宇宙兄弟
…などなどここからはちょっとキリがなくなってしまいそうなので思い出せる分だけでやめておくが
ジョジョの奇妙な冒険はまさにで、自分の好きな絵の対極である劇画のバトル漫画でありながらも圧倒的に感動させられることが多く…
これまで読んできた漫画全てをひっくるめて最も感動したマイベストバトルは
吉良吉影 vs 広瀬康一
と即答したいほど震えた。
2位は、はじめの一歩の
千堂武士 vs 幕ノ内一歩
この戦いか、スラムダンクの山王戦かくらい感動した。
井上雄彦先生は作品単体でなく作家として圧倒的に凄いと感じていて、ブザービーターは現在ラクガキヤの必需品となってるコピックを買ったきっかけだし、バガボンドは100年後も読まれる漫画だと言い切れる唯一の作品だと思うほど魂に訴えかけてくる、読んでると背筋が伸びてきて、背筋だけでなく手も教科書をもつような感じにピンと伸び、一冊読み終わった後には おでこに本を押し当てて「うぉ〜…」と言ってしまうほどの大作品だと思う。
3位はキングダムの蕞 の戦いでしょうか…バトルものとしてというか展開にぶるぶる震えた。
と、言い出したらキリがないのだろうが…
小学生、中学生の頃より数倍も作品を読み感動しているのにも関わらず、基本的な価値観を形成してるのは少年時代に読んだ漫画だと感じる。
理解力がついた分、大人になってから読んだもののほうが心に残るように思うのだが、少年時代に読んだもののほうが理屈じゃない「好き」であるという実感がある。
なんだろうこれは
ヒヨコがはじめて見た者を親と感じる的なものか
音楽でも、大人になって聞いたどんな名曲をもおしのけて、取るに足らない懐メロにワクワクさせられる感じで、圧倒的にクオリティが高いものがまるで敵わないような“唯一感”というか…
やはり料理は最初のひとくちめが1番美味いといったところなのだろうか…
ふと
最近、昔やってたゲームをもう一度やり始めた兄からLINEで
「いままさに、おれはクロノトリガー(時の引き金)を引いて、クロノクロス(時の交わり)を、ゲームを通じて実体験してるってわけさ。」
と言われたのだが、自分もこのトリガーを懐かしいものに触れるたびに引いているのではないかと共感できた。
そう、私にとっては25年ぶりに再会した同級生がまさにそのトリガーで…
話せば話すほどその当時の感じが感覚として蘇っていった。
この友人が引っ越す時に、授業を抜け出して自転車二人乗りして一緒にバス停まで見送りに行った共に仲良かった友人(現・ベーカリーあん店主)に
「あの頃の感じで自由にいったろうぜ〜」
みたいに連絡すると
「今の方が我々は自由だね☺️自由すぎて不自由を感じる。だから不自由をなくすために頑張る😤💪!」
と返ってきた。
さすがだと思った。
思春期を共に迎えたこの友人は、私よりも早熟に当時から哲学的で、よくわからないことをよく言っており、なぜか妙に納得させられていたのだが、それは今でも変わらないなぁと改めて思った。
再会した友人も変わったのは髪型くらいで、当時のまま軽快で、率直で、スカッとした爽快感がありストレスゼロ!と言い切るほどに人生を、毎日を楽しんでいた。
サッカーむちゃくちゃ上手かったの思い出すほどトークの返しが滞りなく、鈍臭い私みたいにボールを持ちすぎないというか…笑
なんでこの3人で仲よかったんだろう?というのは思い出せないのだけど、それは少年時代にハマったりハマらなかったりした漫画と同じで、理由などなく、感覚的に惹かれたゆえだったのだろうと解釈した。
この素直で率直な感じに、再び影響を受けたいと思った。
友人はサワークリームポテトを注文していた。
爽やかで食べ進む感じが友人らしいと思った。
私は、鶏の燻製盛り合わせを頼んだ。
なんで?と笑われた。逆になんで?と思った。単に好きなのだ、燻製が。
まるで楽しい時間を一欠片ずつ味わうピザのようなひと時だった。
食べ始めの一欠片目が…
時の引き金なのだろうか。
ピザの形は時計を連想させられること然り…
ふっ
何が言いたいんだ私は…
どうやらまた、ボールを長く持ちすぎてしまったようだ…。
★★★★★★★★★★★★
はい!
いつもの似顔絵のコーナーですよ〜
今回は注文絵ではなく!
映画見て感動したので2周目流しながら登場人物を描いた「ジョーブラックによろしく」でございますよ!
最近、仕事以外の時間を漫画を描くことにあててるんだけど…まぁ描けなくてストレスストレス!たぶん理想が高すぎて、現状の自分の技術に萎えてるんだと思う。
けど、このファンアートみたいに「好き♡」ってだけで描けたら…
評価などを求めず似顔絵のように「へへ、マコこれくらいしか描けないもんで」という態度で描けたら…
楽しく描けるのではと思い直した本日でございます。
そうさ、マコはいつだって他愛のないやつさ。
最初っからわかってたことなのだ。
他愛ないなりに楽に描ききったんでー!
全34枚のネーム、お盆明けまで直しに時間使い9月15日〆切の賞に応募します!
仕事に、経歴に活かせたらなんて、不埒な気持ちが純粋さの邪魔をする。
すんごい作品なんて描かない!描けない!
みんなに喜んでいただけている似顔絵のように、他愛なく描き切る。
愛に他ならない作品を❗️
人目の子守唄名人です。