RAKUGAKIYA BLOG

冒険の書を読みますか?

似顔絵62675★ モチつもたれつ

焦げちゃいました。

だがそれがいい。

 

おこげ

 

とは良く言ったもので

 

こげ、に

『お』をつけることで

なんとも敬えてることか。

 

失敗だとされることに、尊敬を込める。

“それがいい”と肯定す。

 

ラクガキヤのマコも、現在まで褒められた生き方などしてきていない。

失敗ばかり…情けないことばかりで、悲しくなること幾度とあり、人前に出ることが恐れ多く…何度辞めようと思ったことか。

 

それでも本能的に 承認欲求 自己実現 を求める日々。

 

心のどこかで疑問を感じながらも

そうすることが、人生のためだと思い込んでいた。

 

そんな時、

10代の時に擦り切れるほど聴いた

MONGOL800のFor Lifeという曲を

実に20数年ぶりに聴くことになる。

 

「人生のために」

というタイトルのその曲は…

10代の頃、私がボーカルを務める自身のバンドでコピーした曲で…

すべて英語詞なのだが…

はじめて披露するLIVEの前夜、出演者たちみんなで友人宅に泊まり盛り上がりそろそろ寝ようとする中

バンドのリーダーから

「お前は歌詞を覚えるまで寝るな」

と言い渡される。

 

私が、英語の歌は どうせ誰も間違いに気付かない と適当に歌っていたことを そのリーダーには見抜かれていて「意味がわかっていないものをお金を払って来てくれてるひとたちに提供するのか?」と、凄まれた。

しかし

翌日のライブは公園で行われるフリーチケットライブで…お客さんはみんな、無料なんだけど…

と思いつつも

同じバンドの仲間からの至極真っ当な申し出。

無視することは出来ないと、みんなが寝静まったあと、なんとか歌詞を覚えようとするも…

一夜漬けで、知らない言葉を完璧に理解するのは無理だと途方に暮れた。

 

夜遅くまでみんなでワイワイしていたのもあり、窓の外は少しずつ白んできていて…

ちゅんちゅんと早起きした雀が鳴き出している。

 

朝日に照らされていく…友人の部屋に所狭しと転がっている仲間たちの顔を見ながら…

 

LIVEの日という特別な朝にも関わらず…

 

まるで普通にいつもの学校などに行く日となんら変わりない空気がなんだか笑えてきて

 

ふと

 

その歌のメロディに乗せて

 

自分で歌詞を書いてみた。

 

その歌詞は我ながら恐ろしく単調で、童謡のように覚えやすく…

次の日の朝

「おまえ、歌詞は覚えたんだろうなぁ」

と凄んでくるバンドリーダーに

「覚えてない、作った」

と返した時の

「作った?!」

と驚いてくれた顔は今でも忘れない。

 

その顔と、その歌詞はこれだ。

 

人生のために、すべきことは

認められること

ではなく

なりたい自分になること

でも

なく

 

大好きな人と一緒にいれるだけいることなんかな〜、と思い返して…

 

にやけた。

 

ずっとは一緒にいれなくても…

いますぐに会いに行くことが叶わなくても…

 

想いを寄せる。

無事を祈る。

一緒にいれた時間を懐かしむ。

 

そして、いま、もし、一緒にいれているのなら

その時間がどんなに短調でつまらなく、その相手の態度が自分の望むものでなかったとしても…

しょうがない、と切り捨てず

当たり前になってしまった、と諦めずに

 

恥ずかしくても

 

ださくっても

 

大好きだ、と伝えて欲しいと思う。

 

どんな形でも続いていることが、とても尊く、有り難いことだということは…

失って初めて気付く。

 

後悔しないように、なんて言いたいわけではなくて…

 

自らは存分に後悔したとしても

相手が思い出して「ふっ」と笑ってくれる一瞬を作りたいと思わないか。

 

それだけでいい。

それでいい。

 

そんなことでいいんだ。

 

人生のために。

 

★★★★★★★★★★★★★

永く…

勤めてくれた

感謝と労いを込めて…

永年勤続祝い…

毎年描かせていただいております🥹♡

クスッと笑ってもらえたら、本望でございます♨️

あなたはこの冒険の書を読んだ
人目のおばさんみたいなおじさんです。