似顔絵46503★姫路は姥がインフルエンサーだった。
こちら姫路城。外。
何百年も立派にそびえる石垣。
この中に、その昔おばあちゃんの商売道具だった石臼が組み込まれてるとか。
簡単に言うと、城を建てるのに石があつまらなくて秀吉が困ってる と聞いた城下のおばあちゃんが、自分が食べていくために毎日使っていた石臼を寄付したことで、秀吉がそうとう喜んだ話が噂になり、国中から石が集まり、立派な石垣が完成したと言う話。
この話は“姥ケ石”とよばれ伝説になってるそうな。
じぶんの生活を犠牲するにしても…たったひとつの小さな石にしかならないのに、困ってる秀吉を助けたおばあちゃん。
そのひとつの石臼がたくさんのひとの心を動かしたと言う奇跡。
いつの時代もこういうひとがいて、歴史や時代を大きく動かしていく。
有名になりたいからではなく、名を残したいからではなく、見返りがほしいわけではなく、
困ってるひとを助けたい
誰かの役に立ちたい
その心はいつの時代もひとの心を動かしてく。
いまはSNS戦国時代。みんな自分の名を上げるためにバズりたくてインフルエンサーになろうとやっきになってる。
ぼくもバズってみたいとは思う。正直うらやましいし、憧れる。
けれど、石臼のおばあちゃんのようなバズり方がいい。
「あらまあ、わたしはわたしが良いと思ったことをしただけなんじゃけどねえ」
きっとそう言うだろう。
ジン・フリークスのように「ハンター冥利だろ?」(HUNTER×HUNTERより)
とか
夜神月のように「計画通り!」(デスノートより)
のようなセリフ言えるくらい、狙ってヒットを飛ばせたら、そりゃあカッコいいんだけどさ。
おいらは…
おいらが喜ばせれる人を
ひとりずつ…ひとりずつ…
何十年かかってもずっと…ずっと…
鼻水たらり…
みたいなイメージで毎日絵を描くことにしている2020年のマコです。
ズズズ…
あ、そして!
姫路城には有名な伝説がもうひとつあって、播州皿屋敷のお菊さん。
いちまい〜にまい〜……きゅうまい〜…あれぇ〜?いちまいたりないーッ!
の怪談のひとですけど、お土産の煎餅も9枚入りなのマジ粋(*⁰▿⁰*)
かわいいから買っちゃった。
鯱鉾も明治時代のものから平成まで飾ってあって。
屋根の上にあると小さく見えるのに、本物はぼくよりもデカいのな!!
なんか、こんなデカいものを装飾として魚の形にしちゃおっていう昔の人のアートなノリ大好き。
いまだったらきっと「いらなくね?」っつって経費削減されるんだぜ…
かっこいいのに。。。
どんどん無駄なものがなくなって
便利になってって…それはそれでスッキリして嬉しい世の中ではありますが…
無駄、と呼ばれるものの中に確実にある
気づきや絆深める関わりまで
昔々に置いていってしまってるようで…
ぼくの絵もそうさ。
いま、価値を認めてくれてるひとたちが買ってくれてる。
時代が必要としてくれてる、と感じる。
“売れるもの”を目指さずに“喜んでもらえるもの”を目指して10年描き続けてきたぼくは、姥ケ石のおばあちゃんにほめてもらえるでしょうか…
なーんてね!
うーん、旅はいい!
モノ、場所、ヒト、その地に伝わるお話、景色、すべてに影響されて自分の見解が掘り下げられていく。
ひとまず姫路編はここでおしまいっ★
明日からブログなに書こっかな〜
マッスのおかげで毎日更新できるようになったんだよね〜
まだまだ未公開の何百人くらいの似顔絵を毎日マッスがまとめてくれてるんだな〜
感謝!
★★★★★★★★★★★★
絆!結ぶ!プレゼント!
マコが!作る!にがおえ!
可愛く!あたたかくて!やさし!
100年続く思い出になるように…心込めて作ってます★
人目の親友です。