RAKUGAKIYA BLOG

冒険の書を読みますか?

博多から帰れない夜のキセキ✨

ソニック 運休 博多駅

そう、、わたしは、

鹿児島でイベントを終え、新幹線に乗り、博多駅にて乗り換えのため下車したのだ。

我が家のある大分まであとすこしというところで…大雨に足止めを喰らったのだ。

博多駅は軽くパニック。

発車の見込みは翌日にならないとわからないと。

この日の博多では遠方からスポーツ観戦に来られていた人たちなどで溢れかえっており、切符の振替にも長蛇の列。

ひとまず今夜は帰れないということで近くのホテルを探すが、、まぁ、考えることは皆一緒。

まったく空いていない。

とても疲れていたが、若い頃を思い出し、漫画喫茶で夜を明かそうと行ってみるが二十人待ち。

天神まで行けば流石に…と行ってみたところ、7人待ち。

ひとまず待合用に椅子が用意されていて自分の前に並んでいて座っていなかった若い男の子に、「ここ、いいですか?」と聞く。 とても感じの良い青年で笑顔で「どうぞ」と。

なんだかホッとして、待ってみることにした。もう歩きたくない。朝からイベントだったのもあり、かなり疲れている。自分の後ろにも新たに人がどんどん並んでいく。

あと二人まできたところでスマホの充電ピンチ。
朝のイベントから、新幹線でも稼働させていたため 予備のバッテリーも使い切っている。

ホテルを取れなかったのであろう者たちが絶えず この漫画喫茶まで訪れる。
受付のお兄ちゃんは「満席です。いつ空くかも利用者さま次第なのでわかりません」と言い慣れすぎてか無愛想になっていってる。

自分の番まであと一人、というところで 受付のお兄ちゃんが別のお兄ちゃんに交代。

そこにまた新規の客。

「え?こんなに待つの?!」みんなイライラしてる。すでに十五人くらいは並んでいる。

その皆が、耳を疑う言葉をここで聞くことになる。

交代したばかりのお兄ちゃんが軽快に

「ペアシートでよろしければ、二人分の料金をお支払い頂けましたらご案内できます。」

と、言い出したのだ。

え?

その、今、入ってきたばかりのお客さんは、我ら15人くらい並んでる列を横目に「それでいい!それで!」と受付を済まして案内されている。

いや…まてまてまてまて

自分の前の人が「ペアシートお願いします」と、すかさず受付へ。

まわってきた自分の番。

「ぼくもペアシー…」
「あ、こちらのお客様で埋まりました」

 

おぅいッ!!
心の中で叫ぶ。

震える声を 絞り出す。
「あの、あのさ…」
ペアシート情報…前の受付の人はなんで教えてくれなかったの?それに、さっきの新規の人を案内する前に並んでる人に利用したい人はいないか確認するべきじゃないの?という言葉が喉元でクラウチングスタートの構えを見せている。今にも飛び出してきそうだ。穏やかな心をもちながら、理不尽が嫌いな自分は、怒りをキッカケに伝説の超クレーマー人に変身しそうになった
その時ッ‼️

「あの、もしよかったら僕と一緒に入りませんか?2人分の料金、ちょっと重いなぁとは思ってて…もちろん嫌じゃなければ!」

待合椅子を譲ってくれた青年だ。

「え…いいの?おれ、危険な逃亡犯かもしれないよ?」

フフッ 受付のお兄ちゃんが笑う。 おい、お前は笑うな。

「さっき、椅子、いいですかって聞いてくれた感じで、このひとなら大丈夫って思って。」

 

うぉぉおおおおん‼️

うぉぉーーーーーーーーーーーーーーん……❗️

 

ペアシートに、今出会ったばかりの青年と中年の男のアタシ。

隣のペアシートから聞こえるカップルのヒソヒソ声よりも小さなヒソヒソ声で…お互い軽く自己紹介をする。

「姉に子供が生まれたので、山口まで今夜会いに行こうとしたら運休で…」

「その赤ちゃんの写真とか…あるかい?」

「あ、はい!まだほんと生まれたばかりなんですが…」

スチャッ!
あらよっと!

出産祝い 似顔絵

描きました。
せめてものお礼です。

 

すこし話し込み、ドリンクバー取りあいっこなんかして、軽く好きな漫画読んでみて眠り、朝、始発の時間にあわせて漫画喫茶を出て…さわやかに別れました。

 

なんかすごく清々しい気分で、不運なはずがまるで幸運だったかのような後味がして…さあ、大分に帰ろうと天神バスセンタへ行ったらね…大分行きだけ復旧してないってさ!あはっ!だいじょぶだいじょぶ!すがすがしいもん!もっかい博多駅行ってみよう!

…結果、夕方の17時台まで…足止めされていました。

ソニックが博多駅に到着した時、ヒーロー登場くらい胸が躍りました。青いソニック様

なかなかできる経験じゃないよね。

どうしてもブログにしておきたくてね^^

また同じようなことがあっても、きっと今日を思い出して、また笑える。

あの青年のように、自分も優しく在れたらって思う。

嗚呼、素晴らしき哉
人生✨

 

Fin…

★★★★★★★★★★★★★

何にもないボクだけど
にがおえ、描くよん。

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にがおえ制作実績
現在80597名さまっ!

《著者profile》ラクガキヤのマコラクガキヤのマコ
大分県在住、三児の父。
毎日、だれかのお祝いの絵を描いていて
週末、日本のどこかで似顔絵描いてます。
地球上すべての人を描くんだ、
だれもさみしくないように!

あなたはこの冒険の書を読んだ
人目の偉い人です。